イラク戦争においてアメリカに勝利させない事の日本にとっての必要性


現在、アメリカが日本に対して友好的なのはなぜか?
日本の協力が必要だからである。
アメリカが世界の覇権を握るにあたって、現状においてアメリカは日本の協力を必要としている。
だからアメリカは日本に対して友好的なのである。

しかし、一旦覇権を握ればアメリカは日本の協力を必要としない。
それどころか、日本はアメリカにとって邪魔な存在となるだろう。

・GDPにおいて日本は世界第2位
・軍事費において日本は世界第4位
このような国の存在を許しておいて、アメリカの覇権は磐石だろうか?

アメリカが世界の覇権の握った暁には、イラクの後の何番目かの国は日本であろう事を日本国民は認識しておいて然るべきである。

1980年代、1990年代の日米貿易摩擦を思い出してほしい。
当時、アメリカの力は弱かった。
それにもかかわらず、日本はアメリカに対して経済的に敗北を喫した。

覇権を握った時のアメリカの力は当時の比ではないだろう。
イギリスの植民地政策によってインドの国内産業はどうなったか?
日本の、F2支援戦闘機開発、スーパーコンピュータ・ビジネス、ヒトゲノム解析、に対するアメリカの妨害は記憶に新しい。

アメリカが世界の覇権を握ることは、日本の国家生存に対する脅威である。


日本にとって、アメリカに覇権を握らせないことが重要である。
そして、今後とも継続して日本の協力をアメリカが必要とする状況を維持することが必要である。

そのためには、イラク戦争においてアメリカに勝利させない事が日本にとって必要なのである。

備考:2001年における日本の順位表
・GDP(単位:億ドル)
(1)アメリカ:102,000 (2)日本:41,000
・軍事費(単位:億ドル)
(1)アメリカ:3,290 (2)ロシア:650 (3)中国:470 (4)日本:403
(参考:世界軍事情勢 2004年版 原書房)

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